期待以上に素晴らしかった
負けた側の視点に立ったスピンオフとして100点満点！
「クリード2」のドラゴ親子に匹敵する親子ドラマに涙腺崩壊しまくる！
3でイップマンと詠春拳の正統対決で負けてしまい武術会を去ったティンチ
今は小さな食料店を息子も力を借りながら懸命に今を生きているティンチ親子に早くも涙腺が崩壊する。
アクション以外の部分の方が涙腺崩壊させにくるいつものイップマンシリーズの高いドラマ性がこの映画では特に高い
3でもかなりグッとくる息子とティンチのイップ師匠にはない信頼しあった親子関係はスピンオフだから3以上にフォーカスされているし何気ないお粥と揚げパンいつもの朝ごはんがまさかの伏線として活かされくるのには意表を突かれて泣かされる
アクションに関しては
イップマンシリーズの中でも特にアクションが多いのではないかと言うぐらい見せ場が連発される。マックスチャンはカンフー映画でお馴染みの通りすがりに助けてしまう描写は文句なしにカッコいい、クラブ街の看板を縦横無尽に駆け巡るアクションもカッコいい、vsトニージャーはムエタイvs詠春が3以来の異種格闘、3ではトニージャーのスタントダブルvsドニーであったが本家のトニーはやっぱり凄い、裏社会を仕切るボスを演じるvsミシェルヨー戦は近年ドラマ路線での活躍が目立っていた姉御の華麗な剣術とティンチにグラスで小手調べするシーンがカッコよすぎる、ミシェル姉御は過去にドニーと「詠春拳」で共演してるから詠春繋がりとして説得力がある
今作のマイクタイソン枠であるvsデイヴバティスタは体格差が半端ない、まるで「絶対王者ボイカ」におけるマーティンフォード！そんな絶対的不利なティンチが切り抜けていく姿が超見もの！
監督がユエンウーピンだから武術的な整合性と異種格闘アクションの交わりがうまく溶け合っている
ティンチが新たな家族を築きあげていく擬似家族要素があってティンチが働くクラブのオーナーがシンユーだったのがシリーズを見てきた人にはニヤッとしてしまう
vsシンユーはスパーリングみたいな感じなのに結構クオリティが高い
vsユンワーにおける銃vs拳がどのくらいの距離なら優劣が分かるのかがハッキリする展開
ブラックバットのオルゴールが直ったと同時にティンチが覚醒する展開
ティンチ親子が念願の武館再開の兆しが少し見えてくる展開
カンフー映画史上最も神々しい木人樁打ち
全編アガるところだらけ
シリーズを見てきた人はもちろん
アクション映画ファンは絶対に見逃せない
今年ベスト級のアクション映画！
