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無敵のドラゴンのfieldのレビュー・感想・評価

無敵のドラゴン(2019年製作の映画)
2.9
マックス・チャン史上ベスト謎映画とも言うべきテーマの不明確さ、掴み所の無さが。

そんなにメンヘラは気にならなかったな。心に闇を抱えた香港警察のガウロン、連続婦警殺人犯に婚約者を奪われて失意からカムバックというのが基本ストーリーになるが、ミステリーかと思えば途中から犯人提示されるし裏に大きな組織が控え動機を探る、という訳でもなかったので中盤以降何処に向かおうとしてるのか分からず混乱した。
冒頭の茹で釜から始まりコアラのマーチやマカオ香港の往復、メインの対決も二度に渡り最終的にバンジー、とそれ必要なの?というシーンが続き犯人の動機も一応あるにはあるが弱い、いちヨガインストラクターが銃まで使いこなしてる、などある意味ツッコミ所の多い映画かもしれない。
トレーニングに目覚めたガウ・ロンが電車の中で宙吊りしはじめたりボケようとした形跡もある。
要はドラゴンのタトゥーになった幼少期の体験を信じて貰えず、秘められたパワーを信じた青年がホラ本当だったんだぞ!という事なのかな。
アクション自体はさほど悪くなかったが、アップするとこで引いたりアクション系の監督の撮り方ではなかったな。ボクシングから総合格闘技主体の肉弾戦メインのアクション。
囲い目のマックスチャン、腹ボテでボサボサ頭や刈り上げマックスチャンが観られる。
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