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幸福なラザロのhiroのレビュー・感想・評価

幸福なラザロ(2018年製作の映画)
4.6
ボクはあの時に年老いて群れを追い出された狼になった
そして、時が止まった。

ここは用水路だよ。月みたいだ。
という会話が素朴すぎて
もしかしたら、搾取ではなかったのかも。

真実を知ったら幸せなのか、知らない方が幸せだったのか
自然から遠のく町の人間の心はやっぱり荒んでいくけど、まっすぐな瞳はすべてを知っても変わらずに会いに行くはず


町にはプラスチックのゴミ、山には食べられる木の実や野草。
生きる道を決めるのは自分なの、置かれた環境なの、神さまなの
聖アガタは美しすぎて不幸なの?
世の中分からないことだらけ
最後、銀行で群がる人たちに吐き気がする


幸せでもなく、ほっこりもしない、なんか切ない、ハッピーエンドとも言い難いけど、ラザロは幸福なラザロ
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