アリーチェ・ロルヴァケル監督の『無垢の瞳』が好きすぎて、また新作待機で見逃していたこれを観たが大傑作。
イタリアの田舎と思われる冒頭から映像的にも内容的にも引き込まれてあっという間の2時間。
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聖書内では交わらない二人の「ラザロ」を現代に結ぶ本作は、あたらしい宗教画だろうか。
善い心とは何か、をずっと問われているようだった。
わたしたちが人ならざる存在を語り継ぎ、描いてきた理由は何か、と…
「幸福なラザロ」、このタイトルに託した監督の意図は何だったんだろう、と考える。
ラザロが考えていること、信じていることは誰にもわからず、彼が最も求めていたことは果たして何だったのか。ラザロはこの世…
えっ何すっごい良かった…。
たぶんあらすじとか何も入れないで見たから良かったんだと思う。
これはイタリアの田舎、タバコ畑の小作人の物語です。
小作人は地主に搾取されてます。村にはラザロという大変働き…
中盤にとある事実が明かされてからも、「この映画はどこに運んでくれるのだろうか?」というワクワクがずっと持続していくのが凄い。根深い搾取構造には暗澹たる気持ちにさせられるし、純朴な人間性だけではどうす…
>>続きを読む前作『夏を行く人々』でも大いに注目を集めたイタリアの俊英、アリーチェ・ロルヴァケル監督が描く不思議な世界観のドラマ。
ちょっと聖書に詳しい人なら、本作が「ラザロの復活」と「金持ちとラザロ」の2つを…
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