面白かった。
この監督さん、自分でガンガン演じる監督なんだね。
この作品は演じるというか、本当にパナヒ監督として出てたけど。
だからドキュメンタリー的な雰囲気もあった。
引きの固定カメラに、長回しなども。
すごく分かりやすい象徴が作品のあらゆるところに散りばめられていて、ため息をつきたくなる。
クラクションで合図しながら通る町の一本道、絶倫の雄牛、割礼式の包皮の行方という風習などなど…完全に女性を度外視した社会。
男性優位、女性蔑視の徹底ぶり。
アホかって言いたくなるけど、イランだしね…仕方ないか。
パナヒ監督監督側は、この女優側の味方ですよ!っていうアピールなのか。
まあ、実際そうなんだろうけど。
分かりやすいイラン映画ではあった。