すぽんてぃにあす

ブラック・クランズマンのすぽんてぃにあすのネタバレレビュー・内容・結末

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

デンゼル・ワシントンの息子のジョン・デヴィッド・ワシントンが初主演した伝記犯罪映画。

実話を基にした、KKK(クー・クラックス・クラン)への潜入捜査を描いた作品。
当時のKKKの過激さが痛いほど伝わってくる内容でした。

いかにも映画化せずにはいられないような題材でしたが、若干複雑で汲み取るのに一苦労。
実際に複雑な事柄なわけで、映像化には緻密さが求められたのだろうなぁと感じました。
それくらい中身はよく出来ていると思われます。

どんでん返し、または因果応報の胸がすくような展開ともいうべきか。
しかし題材が題材なだけに、爽快感を求めるようなものではない。
そして本作の終わり方にしても、めでたしめでたしで締め括られていないことも深い。
非常に強いメッセージ性がラストに襲ってくる。
なんだかノックアウトされたような気分になった。

アメリカは今後どのように変わっていけるんだろうか。
未来永劫、憎しみに居場所はないのだろうか。