Horace

ブラック・クランズマンのHoraceのレビュー・感想・評価

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)
4.5
90点

スパイク・リー監督の本作は、1970年代にコロラドスプリングスで起こった実話にゆるやかに基づいた力強い映画である。J・D・ワシントンが演じる黒人警察官(ユダヤ人警察官を演じるアダム・ドライバーも、ある意味演じている)が、コロラド・スプリングス(右翼団体や福音主義団体の本部が多数存在する都市でもある)に強固な存在感を示していた(いた?) トファー・グレイスは、かつてK K Kの大魔法使いであったデヴィッド・デュークを演じている。彼は自らを事務局長と位置づけ、政治的な行動を通じて、自分たちのグループがホワイトハウスに自分たちのような人物を入れる時を心待ちにしている。

かなり伝統的に撮影されたこの映画は、今日起きているK K Kと白人至上主義者の活動の増加を明らかに予感させる。実際、ドナルド・トランプと2017年のシャーロッツビル・ユナイト・ザ・ライト集会のニュース映像が映し出され、そのメッセージは明確だ。時に明白で、ほとんど陳腐でさえある『ブラック・クランズマン』は、重要で悲しいほどタイムリーな映画である。
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