『ニガーのデカがいるぞ…』
<ブラック・クランズマンとは>
アメリカで実際に起こった事件を描いた実話。
新人の黒人警察官がユダヤ人の同僚と共に白人第一主義団体クー・クラックス・クラン(通称KKK)に潜入捜査をするバディクライムコメディ
<KKKってなに？>ざっくり解説
古くからアメリカに渡った白人数名によって出来た秘密結社。
勢力は衰えつつ今も続いている。
主に奴隷解放による黒人差別のほか反ユダヤ、反同性愛などを掲げる。
特徴的な白い三角帽をかぶり長いローブや覆面などの格好をする。
<感想>
今も差別問題がつづくアメリカ
この間も白人警察による黒人差別が問題視されデモが起こりましたね🇺🇸
この映画はその点でかなりリアルに的を得ているということでアカデミー賞にもノミネートされ高い評価を得ました✨
当然アメリカ映画なのでこの手の映画は評価されやすいのですが、他の映画よりも更に"社会に一歩踏み入れた作品かもしれないです"
あるいは"差別の見えない部分"というべきでしょうか。
今までも人種差別を扱った映画を見たことはあるけど、
この映画KKKレベルになればもはや清々しいまでもある。表向きでは平等だと思い、
差別しているのに「自分らは差別されている方なんだ」とか「これこそが聖なるアメリカ国民、それ以外は非国民」
日本人からはなかなか想像できない裏の社会かもしれないです。
他にもユダヤ人の迫害や少しですが同性愛などのマイノリティにも触れています。
単なる肌の色の違いだけじゃないところも評価できるところ。
そんな世の中の一部を事件を通して切り取ってみた、そんな感じがします。
2人の掛け合いもコメディ感があって面白いですが、かなり内容としては重みがあります。
"実話だからこそ見れる"映画
映画だからこそ見えるリアルみたいなことを考えた作品でした。
