暖

存在のない子供たちの暖のレビュー・感想・評価

存在のない子供たち(2018年製作の映画)
4.4
薬を粉々にして水に溶かしてそれで洗濯、、?洗剤の代わりにということ?と疑問だった。バレないように服に染み込ませて、その服を洗ってそこからまた薬を抽出するということなのか......あとで調べて分かった

主役のゼインくんら大半のキャストが演技経験一切なし、難民から抜擢されているそう。彼らは、作中で描かれている状況と同じ様な生活をしていたということ。映画を見ているのだけどドキュメンタリーをみている感覚に陥ったのは、この映像はフィクションではあるけれどもはやフィクションではないから。自分で"フィクションではない"と書いておきながら、フィクションではないという現実を未だ受け入れることはできておらず、120分間では垣間見ることすらできなかった最後の彼の年相応の愛らしい表情に、吸い込まれるように見入ってしまった
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