Shiro

存在のない子供たちのShiroのレビュー・感想・評価

存在のない子供たち(2018年製作の映画)
4.1
貧困著しい国ではどこでもありそうな事柄

そして日本でも戸籍のない人は多数いるわけで、この映画を通して各国難しい問題を抱えている事の警鐘になったらいいなと思いました

作りがとても自然で、ドキュメンタリータッチで惹き込まれました

主人公とエチオピア人の子供との2人のやりとりがあまりにナチュラル

拾い食いしようとしたのを注意されてビクッとなったり、音に合わせて踊ったり、洗濯バサミを渡したり、などなど、とても母乳を飲んでる子とは思えないくらいの演技力(それか撮影力)

是枝監督に通ずるものを感じました

実際観てて何度も「誰も知らない」がよぎりました

主役の子もバックボーンに同じ境遇があったとの事なので、それが画面から伝わってくるし、今後また演じる事があるならばとても気になる存在

それ程素晴らしい演技でした
Shiro

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