なぜ産んだ!
原告:息子(推定12歳)
被告:両親
罪状:僕を産んだ罪
難民の両親を持つ少年ゼイン…出生の記録がなく、自分の誕生日も知らない。
「お前なんか生まれなきゃ良かった」
平気で罵倒する父親に言いたい
「愛もなしに、なぜ産んだ!」
ストリートキャスティングならではの説得力。
本作の出演者の大半は演技経験がなく、なおかつ演じる役柄も自身と似た境遇を持った、いわゆるストリートキャスティングで選ばれた人物。
主人公ゼインを演じたゼイン・アル・ラフィーアと彼の妹サハル役のセドラ・イザムは、実際にシリアからレバノンに大量に流れ込んできた難民で、2人とも役柄同様に日銭を稼ぐ仕事をしていたそうである。
花嫁は12歳…結納金はヤギ🐐
結婚という名目の人身売買。
過酷で理不尽な この世界に立ち向かった1人の少年の、冒険と言うには あまりに残酷すぎる現実。
もし観るなら、圧倒される お覚悟を!