戦争、革命、愛をテーマにした美術館を小走りで回ったような感じ
ぶつ切りの音、荒くて残酷な映像、美しい自然が乱雑(多分それも計算されてる)に流れてきて怖い悲しい美しいとか色んな感情が脳内で引き出されて…
1930年生まれのゴダールは、第二次世界大戦の悲劇を直に経験している。どうしてもそこから離れられず、逃げなかった。あのようなことが実際に起こるということは、人間の劣等性の証明である。したがって、彼の…
>>続きを読む観たことある映像が大量に出てくる。
ただこの映画自体を何回か観ているせいで、「コラージュの引用元を観たこと」があるのか「イメージの本で観たから観たことがある」のかわけがわからなくなって混乱している。…
(鑑賞当時)疲れていたせいかサーモグラフィーみたいな映像でさえも良かった。戦争は世界の法則ゆえに神聖、新時代を生きる術は芸術、これらの皮肉みたいな言葉も腑に落ちた。とんでもなく美しい雲!あれだけ畳み…
>>続きを読む映像の到達点とも、フランス語芸術の究極的夢とも言っていいのではないかと思えるほど、全ては完璧に、イメージはイメージへと接続していく。戦争、革命、永遠、指、そうしたモチーフを分析することはこの映画にお…
>>続きを読む完全にプロットを逸脱し尽くした最後の作品。120年間の映像と画像。おそらく、2000年間の言葉の引用。
その集積、この星の歴史の重み、どっしりとしたイメージの本。
それらを構成するアイデアのセンスに…
自壊を促すほどの暴力的な想像と圧倒的な事実を目の前に突き付けられる衝撃。絢爛豪華な暴力の詰め合わせという言葉が相応しいかも知れない。芸術という名を借りれば果てぬ欲望も暴力も昇華する。名言集を映像化し…
>>続きを読む© Casa Azul Films - Ecran Noir Productions – 2018