内容的にはよくあるレイプリベンジムービーなんですが、
被写体のクローズアップを多用したり、蟻に血の滴をぼとんぼとん落としてみたり、幻覚サボテンでガンギマリのトリップ表現とか、変な演出が多くて凄く奇妙な映画だった。
個人的にはアイスピットなんちゃらより好きかも。
串刺しにされた上あんな薄着(というよりほとんどNAKED)で砂漠に放り出されたのにピンピンしてる主人公の生命力ヤバい。
常識的に考えてあり得ない展開&シーンのオンパレードですが、そこは強烈なゴア描写と独特な画作りの勢いで乗り切ってる感じ。
痛覚に訴えてくるようなイタイイタイシーン多め。
足の裏が大変なことになっちゃうシーンとか、傷口を大写しにしてネチネチ弄くり回すもんだから痛々しすぎて変な汗出た。
自分で傷口を治療するシーンのインパクトは「ロストバケーション」を越えてます。
フルチン男との一騎討ちは血みどろでなかなか壮絶ですが、妙なシュールさも孕んでいて笑いそうになってしまった。
音楽の使い方も含めニコラスウィンディングレフンっぽいなと思った。
空き缶やサランラップをあんな風に使うとは恐れ入りました👏