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アメリカン・アニマルズのKKのネタバレレビュー・内容・結末

アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

This is true storyのオープニング好き


ご本人登場、誰の視点か分からないカメラワークと演出、会話をしながら場面が切り替わる手法はなかなか新しくて面白かった。

だが、あまりにも、、、あまりにも計画がザル過ぎないか??最初の見取り図を自分で書くってとこから、もしやまさかの天才集団?どんな手口を見せてくれるんだろう、と期待したけど、まさかのボロボロ。せっかくレザボアドックスとか色々みたのに何も活かされてないやん。実話、本人出演ってとこで、気づくべきだったのかもしれないけど、まあ失敗するよね。

そもそも、この計画をやろうってなった動機が何かでかいことやりたい、今までの自分と違うことやりたいって厨二チックな思考回路。

その段階で、1200万ドルの絵を盗んでバレずに売り捌いて逃げ続けるのと、捕まって終わる可能性どっちの方が高いのかを計算できなかった時点で頭悪い、、、。自信満々にできるって言ってるから、さも綿密な計画を立ててるかと思いきやそれもなし。それどころか、実行当日になって他人を傷つけることを躊躇うものども。
そりゃ成功しないわ。やると決めたらどんなことがあっても実行するべきだったし、人を傷つけられないなら、傷つけない方法を考えるべきだった。あんな現場であたふたするって今まで何を計画してたの??笑
頭良さそうなエリック参謀じゃなかったん?テンパリすぎだし、何もできなさすぎでしょ。
ちゃんと計画立ててちゃんと実行できれば、盗むだけなら可能なミッションなんじゃないかと勝手に思っている笑足をつかずに売れるかと、そのまま逃げ切れるかはまた別問題ではあるが。
その辺のリスクと、リスクに見合うだけのリターンがあるかを計算できなかったんだね。まあしょうがないよ。大学生だもの。バカやりたくなるお年頃だもの。
懲役7年で、ある意味人生は大きく変わった4人だけど、今は望んだ人生なのかな。

序盤の音楽とかテンポがすごく良かったぢゃだけに、グランドイリュージョン的なお洒落な犯罪を期待してたらちょっと違った。
けど、悪くはなかった。
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