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アメリカン・アニマルズのlilyのネタバレレビュー・内容・結末

アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

公開当時観たかった作品をやっと。
当時テイクフリーのパンフレットが塗り絵になっていて、それを楽しんでいたらいつの間にか見逃してしまっていた作品。

こんなにも本人が出てきてくれて話してくれるのは、すごくリアルに映画を楽しめたから良かった。
4人ともいい意味でも全然普通のどこにでもいるようなアメリカ人って感じで、本当に人生色々だし、自分の身近にいる人だって、自分自身だって将来どんなことになるか分からないんだなって思っちゃった。

なんだか4人のチームワークというか信頼関係が未熟で、向いている方向が違くて、こういう結果だったけどそれも大学生らしいというか。
自分は何者か、何がしたいのか、自分は特別だ、何か成し遂げられるはずだというこのくらいの年頃特有の?感情が生まれてくるのはすごく共感できた。
そういう感情を支えにして自分を必死に奮い立たせるしかないんだよね。

『共に経験したことは片方の視点で思い出すほうが楽だ』という言葉も深いなと。

あとは、4人の出所後まで知れて、そこもまた良い。スペンサーが鳥類専門の画家になっているなんてなんとも痺れるなと思った。
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