まみこwith餅さま

アメリカン・アニマルズのまみこwith餅さまのネタバレレビュー・内容・結末

アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

痛快な青春犯罪モノではなく
お洒落な装いの、黒歴史を振り返るドキュメンタリー。
再現フィルム🎞入り、という感じで……

色々面白い部分はありながら
なんとなく釈然としない微妙な作品でした。

刑期を終えたとはいえ、犯人や家族が悪びれもせず登場し、饒舌に語っているのが引っかかった。
エンドロールあたりでの差し込みなら興味深く観られたが、最初から頻繁に出すので、少々ゲンナリ。

ドキュメンタリー畑の監督さんによる、初の長編映画ということで、話題性と個性を狙った構成なのでしょうが、過剰すぎてマイナス効果。印象がとっ散らかってしまった。

さすがに後半の犯行部分では、ようやく映画らしい展開になり、ここは見応えありました。
映画のノリで挑むけど、現実は色々トラブル続出!
パニックになるのがリアルです。


観終わって、残念な点は主に二点。

逮捕に至る経過説明が欲しかった。
鑑定証明書を依頼してからの顛末がなく、
携帯番号から足がついたのか、わかりにくかった。
まぁ、あらゆるところに証拠を残してるわけですが……!

あと、同じ司書さんが引き続き管理してるとテロップが出ましたが、セキュリティ強化したとか、対策について、ひとこと欲しかった。

受刑後の四人については……
一人は顛末を本にするし、
一人は刑務所体験を運動管理の執筆に活かし、
一人は映画制作を学び中、
最後の一人は鳥の絵を描いていると…

ちゃっかりしてるなーという呆れた感も…
このあたりは『穴』『塀の中の懲りない面々』に共通する感想。

一番良かったのは、最初の失敗のあと、何もせずに図書館から出てきたスペンサーのモノローグのシーン!
平凡な日常の素晴らしさよ!

(残念ながら、仲間から抜けられずまた加担しちゃうのですが…😅💦)


悪いことをせず出てきた時は

最高の気分だった

太陽は輝き

新たな始まりのようだった


✨✨✨✨☀️✨🌳🌳🌳✨✨✨✨

オーデュボンの彩画の美しさと斬新さ!
実物が観たくなりました🥰💕💕💕

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人気キャラとのコラボが楽しい!