このレビューはネタバレを含みます
痛快な青春犯罪モノではなく
お洒落な装いの、黒歴史を振り返るドキュメンタリー。
再現フィルム🎞入り、という感じで……
色々面白い部分はありながら
なんとなく釈然としない微妙な作品でした。
刑期を終えたとはいえ、犯人や家族が悪びれもせず登場し、饒舌に語っているのが引っかかった。
エンドロールあたりでの差し込みなら興味深く観られたが、最初から頻繁に出すので、少々ゲンナリ。
ドキュメンタリー畑の監督さんによる、初の長編映画ということで、話題性と個性を狙った構成なのでしょうが、過剰すぎてマイナス効果。印象がとっ散らかってしまった。
さすがに後半の犯行部分では、ようやく映画らしい展開になり、ここは見応えありました。
映画のノリで挑むけど、現実は色々トラブル続出!
パニックになるのがリアルです。
観終わって、残念な点は主に二点。
逮捕に至る経過説明が欲しかった。
鑑定証明書を依頼してからの顛末がなく、
携帯番号から足がついたのか、わかりにくかった。
まぁ、あらゆるところに証拠を残してるわけですが……!
あと、同じ司書さんが引き続き管理してるとテロップが出ましたが、セキュリティ強化したとか、対策について、ひとこと欲しかった。
受刑後の四人については……
一人は顛末を本にするし、
一人は刑務所体験を運動管理の執筆に活かし、
一人は映画制作を学び中、
最後の一人は鳥の絵を描いていると…
ちゃっかりしてるなーという呆れた感も…
このあたりは『穴』『塀の中の懲りない面々』に共通する感想。
一番良かったのは、最初の失敗のあと、何もせずに図書館から出てきたスペンサーのモノローグのシーン!
平凡な日常の素晴らしさよ!
(残念ながら、仲間から抜けられずまた加担しちゃうのですが…😅💦)
悪いことをせず出てきた時は
最高の気分だった
太陽は輝き
新たな始まりのようだった
✨✨✨✨☀️✨🌳🌳🌳✨✨✨✨
オーデュボンの彩画の美しさと斬新さ!
実物が観たくなりました🥰💕💕💕
全435点の博物画集『アメリカの鳥類』
天地約1m×左右約70cmの巨大な紙面に、手彩色版画により鳥たちを実物大で描いたもの。
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ヒグチユウコさんが描いたオルタナティブポスターもステキです💕
人気キャラとのコラボが楽しい!