幸せな家庭で育った芸術家志望の男の子。
何者かになる為には
不幸やトラウマが必要。
みんなが思う事。
若気の至りの犯罪が、誰も死なず
普通にすぐ捕まって、
刑務所に収監されるっていう
なかなかない展開。
事実は盛り上がらないし
そこまで悲惨じゃない。
なぜこの事件が映画にまでなったのか
そこが肝なんだな。
普通の子が起こした犯罪。
「アイ・トーニャ」のように
今の本人達に、それぞれインタビューして
事件を語ってもらう。
みんなそれぞれちょっとずつ
認識がズレている
各人がそれぞれの真実を持っている。
これって本当に面白い。
明確な物語は作者がいてこそ。
事実は人の記憶の数だけ存在する。
物語は書くことや話すことで固定化する
でも記憶、頭の中は曖昧。気分。
そして、ウォーレンが当時、
本当の事だけを話していたとは限らない。
嘘も事実のうち。
新聞記事の見出し
「浅はかさにも理由がある」
ズバリその通りだな