JONEY

アメリカン・アニマルズのJONEYのネタバレレビュー・内容・結末

アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

退屈な学生生活を送る田舎の大学生ウォーレンとスペンサーは、退屈から抜け出したい、『何者』かになりたいという強い欲求から、図書館に保管されている高額な画集を盗み出す計画を思いつく。2人だけでは人員不足で心許ないというところから、共通の友人のエリックとチャズを誘い、計画をたて実行に移していく


というざっくりあらすじ。



わたしはメガテンでいうところの法や秩序を守ることを重んじる「LAW」側の人間なので、雑に括るところの『クライム映画』のようなものは、まずそもそものところで「犯罪をすな~~!!」になってしまい余り得意ではないのですが、『実話ベース』な作品は好きなので「とりあえず見てみるか!」と挑んでみた訳です。

いやあなんというか、こう、「若いねぇ」という………
「退屈な毎日をぶっこわせ!」「特別な”何者”かになるぞ!」という、若者特有のアレがむくむくと首をもたげた結果でしたね……………………………
メインの2人で計画を練ってみた…といっても、『オーシャンズ11』など映画をみて勉強しました!というお粗末な物なのですけど、その結果、人手が足りないということで、友人を宥めすかし、または煽って仲間に引き入れてしまうんだからまた始末が悪い。
その誘いに乗った友人の1人で、賢い担当であるはずのエリックに至っては「ウォーレンと喧嘩をしていたので、仲直りがしたかった(意訳)」というこれまた「そ、そんなことで!?」という理由から犯罪に足を突っ込んでしまうので頭を抱えてしまった。

「ウォーレン、お前はこの犯罪を犯した結果の”他人の人生”背負えんのか!?できないならお前1人でやれ~~~~~!」と頭を掻き毟りながら見ることになるんだけれど、案の定、ど素人の若造が「映画を見て勉強しました!」っつって立てた犯罪計画なんか上手くいくはずもなく、実行に移した途端にコメディ映画の如きドタバタを演じて失敗、逮捕。
逮捕後に社会復帰した彼らがこの過去の過ちの再現動画を見て一様に羞恥の表情を見せるんですが、それが「恥ずかしい"黒歴史"やねテヘヘ」みたいなテンションに見えてしまって、なんか、こう、君らちゃんと反省してる???みたいな…。

なんとも複雑なツラをして見終わった作品でありました………。
ム、ムズカシー!!!!
JONEY

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