人並み、もしくはそれ以上の才能に恵まれた大学生4人が、平凡な自分たちの人生を劇的に変える何かを求めて強盗事件を企てる。
実話を元にした、どころか実際の4人もインタビュー形式で登場する完全なドキュメント映画。
過去の偉人たちの刺激的な人生に憧れるが故に、周囲から認められ、求められている生き方があるにも関わらず、それに閉塞感を感じていく若者たちの描き方は見事。ただある意味厨二病のようなあるあるでもあるため、若干退屈。またドキュメントらしく強盗の実行からその結末に至るまでのグダグダ感は否めない。
ただ見終わってから振り返ると、ドキュメントとしては非常によくできた内容だったし、実行に向けてもう止まれないという焦燥感はすごかった。
学びのある内容をエンターテイメントとして見事に昇華した作品。