どど丼

ミスター・ロジャースのご近所さんになろうのどど丼のレビュー・感想・評価

5.0
「A Beautiful Day in the Neighborhood」でトム・ハンクスが演じたことでも話題となった、フレッド・ロジャースのドキュメンタリー作品。フレッドは聖職者で、児童心理学の要素も取り入れながら、番組司会者として子供たちに「愛」の大切さを伝えてきた生ける聖人です。子供たちのことを心から思い、多くの人々の心に影響を与えてきた現代の偉人の残したメッセージに何度も涙してしまった。早期から人種やセクシャリティによる差別とも戦ってきた社会活動家でもあったようで、子供に限らず人のために尽くす人生だったんですね。

個性を大切にって彼が残したメッセージの中でも凄く良いけど、それでは上手く立ち回るのが厳しい社会だから、難しいんですよね。差別にしてもそうだけど、彼の理想を叶えられる社会がいつか訪れて欲しいなと思います。

エディ・マーフィの節操の無さにはドン引きしてしまった。彼自身も人々の批判を真っ向から浴びてきた黒人コメディアンだからというのもあるでしょうが、フレッドの番組は下手にパロディに使うべきではないですね。
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