2BAME

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話の2BAMEのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

最終的には死が待っているわけで、どう生きるのか、夢や希望をもって毎日を楽しく過ごす姿勢がすごい。(これは鹿野さんだけでなく、人間全てに言えるが、鹿野さんには身近だから、本当にしっかり明確に毎日を過ごされていたなと感じた)
日本人特有の「人に迷惑をかけずに自分で生きる」美学を打ち消し、「出来ないことは人に頼る」というのは、現代人には大切なメッセージだと感じた。
暗くなったり、重くなりがちなテーマを最後まで明るく描き、実力派の演技でスルッと観れた。鹿野さんのことは好きになれないが、大泉洋の凄さと魅力は存分に発揮されていた。
「障がい者の世話を家族がするのが当たり前な世の中に抵抗してるんだよ」これもまたいいセリフでした。
彼が自宅で過ごしている間、ボランティアが支えていたという事実…。公開時、超大物政治家がエンターテイメントなコメントされてましたけど、この事実をもっと重く受け止めて改善してほしいなと残念な日本にガッカリしたことを加えておく。
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