たけちゃん

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話のたけちゃんのレビュー・感想・評価

4.2
ウソをホントにしちゃえばいい!


監督:前田哲、原作:渡辺一史 2018年製作
主演:大泉洋、高畑充希、三浦春馬


勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
本日、8月7日は「バナナの日」です!
バナナ🍌と言えばミニオン!
って感じで3年前には「ミニオンズ」をレビューしていましたが、今年はずっと観たいと思っていながら手が出なかった今作。「こんな夜更けにバナナかよ」を取り上げます。今年は三浦春馬くんのこともあり、絶対に観ようと思っていましたよ😂


あっ、一応、今日は「鼻の日」や「花の日」でもあるので、👺天狗の映画でもよかったかなぁ……







さて、映画です。
はぁ、めちゃめちゃ良い映画でした。
何か語るのもはばかられるほどに、強いメッセージが伝わりました。
「生きる。」って、まさにこういうこと。
綺麗事じゃないよね~。
そこがすごく良かった。

また、障害者の恋愛というか"性"にも踏み込んだ話はリアリティもあり、現実感がしっかりと描かれていて、とても好感が持てました。



主人公の鹿野靖明さんを演じるのは大泉洋さん。
鹿野さんが札幌在住の方であったこともあり、洋ちゃんはピッタリだったなぁ。進行性筋ジストロフィーという難しい役を自然な表現で演じていました。

また、鹿野さんの口の悪さ、皮肉屋なところが洋ちゃんにドンはまり!ともすれば嫌われてしまうほどのキャラを、洋ちゃんだからこそ、ギリギリのところで踏みとどまっていて、そこが見事でした。


鹿野さんのところにボランティアで出入りする田中くん役が三浦春馬くん。北大医学部という超難関で学ぶ病院の息子。だけど、繊細で自分に自信がなく、鹿野さんへのボランティア活動の中で、何かを得たいとおもっている。
三浦くんはやっぱり上手だったなぁ。
「コンフィデンスマンJP」のジェシーとは、まるで別人。本当に惜しい😂


その田中くんの恋人で、ひょんなことから鹿野さんのボランティアを手伝うことになった安堂美咲役が高畑充希ちゃん。
はぁ、充希ちゃんって、可愛いなぁ😘
役柄的に、一番一般人の立ち位置にいたんだけど、そこから鹿野さんにどんどん感化されていく表現がとても上手。


他に、鹿野さんをお世話するボランティアメンバーに、萩原聖人さん、渡辺真起子さん、宇野翔平さんら。
鹿野さんのお母さんが、綾戸智恵さん
お父さんが竜雷太さん。

田中くんのお父さんが佐藤浩市さんと、脇を固める人たちもとても良かったです( ˘ ˘ )ウンウン





そして、おまけの音ネタ💩ウンチクン!
今作はやはりザ・ブルーハーツの「キスしてほしい」ですね。
鹿野さんと美咲ちゃんの距離が縮まったきっかけが、この曲の野外ライブでの演奏でした。
また、鹿野さんとボラみんなでカラオケに行った場面でも歌っていました。

この曲はザ・ブルーハーツの「リンダ・リンダ」に続く3枚目のシングル。CMのタイアップも多数あり、耳に残る印象的な曲ですよね。

恋する喜びをストレートに歌った今作は、鹿野さんの生きてる喜びとピッタリマッチしていたと思いました!


エンドロールで流れるのは、ポルノグラフィティの、「フラワー」。2018年に配信限定で発表されました。
ポルノは大好きなんですが、今作も歌詞が映画での鹿野さんと重なり、良い曲でした~\(^o^)/


うん、「バナナの日」に素晴らしい映画を観ることが出来ました( •̀ω•́ )و✧