にゃんまり

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話のにゃんまりのレビュー・感想・評価

4.0
筋ジストロフィー
体の自由が効かなくなる病気

確かに、日本では介護となるとまず初めに家族が担うというイメージがある。
わたし自身もそれ以外だと、施設やデイサービスなどを利用する以外思い付かなかった。

でも、鹿野さんはボランティアでそれを担ってもらう。24時間1秒もかけることなく。
それは両親を自分の病気で縛りつけたくないから。
自立ってどこまでかはわからないけど、
こんなに正直に自由な生き方をする事が、一方では我がままに生きてると感じる人もいるだろう。
人の数だけ感じ方もいっぱいあるわけで。

選択肢がもっとあって、当たり前っていう感覚がなくなればいいのになって。日本人の「空気を読む」って感覚は時に美しいときもあれば、時に無機質な感じがする。

自分は鹿野さんの我がままによる、コミュニケーションの取り方が潔くて好きだ!
やっぱりコミュニケーションとらないと、相手の思ってることもわからないし、自分のこともわかってもらえないな。

‘人はできることより、できないことの方が多い’
深い。とりあえず、「夢はなに?」の質問など答えられるよう、目標を持ちたい。
にゃんまり

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