いののん

マイ・サンシャインのいののんのレビュー・感想・評価

マイ・サンシャイン(2017年製作の映画)
3.2
1992年のロサンゼルス暴動が起きるまで、と、起きた日のこと。


なんだかあれこれ惜しい!
少年の揺れ動く心情も私なりにわかるような気がしたし、台詞で心情を語らないように監督が心掛けたことも、私なりにわかるような気がする。冒頭からずっと不穏。いつ、暴動がおきてもおかしくない状況。だから観ながらずっと不安だった。監督は、この暴動について、ご自身が見聞きしたエピソードの数々を、そのまま散りばめたかったのだろうか。でも結局は、何か全てが散漫で、そのどれもこれもが、頂点に達する前にうやむやになって窄んでいってしまったような、なんとも残念な、惜しい映画だった。


少なくとも観に行く前に、どんな映画なのかということと、フィルマのスコアくらいは見ておくべきだった(と、思わないわけでもない)。後悔は・・・、いや、してないぞ!
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