片腕マシンボーイ

少女ピカレスクの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

少女ピカレスク(2018年製作の映画)
4.1
待望の井口昇最新作!
そしてヤバい映画を撮る監督日本代表な井口監督の作品の中でも「変態団」に匹敵する最狂純愛映画…
この映画を観ずに夏は始まらんぜ!

地下アイドルのヒカリの主な活動はライブとネット配信、トップアイドル目指して日々頑張っていた
はじめてのPV撮影ではダンサーとして出演してくれた日菜子や亜依と仲良くなり公私共に順調な日々…なハズが、突如として現れたちーちゃんにより撮影は台無しに!
「いつも、ちーちゃんは大事な時に邪魔してくるんだ…」
そして、ちーちゃんの邪魔は留まることをしらず、事態は悪化していき…、って話

井口監督の乙女心が爆発した本作!
いやぁ、女の子が酷い目に合う映画は苦手やし、痛そうな描写は苦手なマシンボーイやから「怖いよぉ、スンスン」なりながら観てたんです
それに、前半のネット配信シーンには、え…これが延々続くんちゃうやろな?なったしな…
ネット配信のシーンは未知の世界すぎて居心地の悪さを感じたし、その後は痛そうなシーンの連続で「これは誰得や!ぷんすか!」なったんですが…
例えば、画鋲の上に座らされるシーンや、ジューサーに手突っ込むシーンなんかは「やめろ!やめろ!せめてシッペとかデコピンにしとけ!」なったんですがね
ただ井口監督の演出の妙といいますか、残虐なシーンにも関わらず美しく、観ているうちに少女達の純粋さ故に暴走する狂気に思わずスンスンなるのであります
いや、でもマヂで画鋲とジューサーは勘弁して欲しかったわ…

ヒロインのヒカリを演じたのは、本作が初演技という椎名ひかり、世界の井口昇に「彼女ありきで撮った作品」と言われたシンデレラガールであります!
え、本当に初演技?ってなるくらいの迫力ある演技で役になりきっており思わずファンになりかけましたが、舞台挨拶の彼女を見て、あ…苦手なタイプの人、なりましたわ、ゲラゲラ
でも本当に演技は迫力あって様になってたし、井口監督が惚れ込むんも納得なんで、是非これからも映画出ていって欲しいですよ!
あの八重歯は本物なん?

そしてヒカリが仲良くなる新人女優の日菜子役には「咲 -saki-」で素人ならではのセオリーを無視した打ち筋でマコ先輩らを翻弄した妹尾さん役を演じた長澤茉里奈さんです、「咲 -saki-」ん時より俄然可愛かったぞ!ぺろぺろ、指大丈夫かな?
そして亜依役は井口監督作品ではお馴染みの神門実里、あれ、今までで1番可愛かったんちゃう?お尻大丈夫かな?

ヒカリ、日菜子、亜依、そしてちーちゃんの繰り広げる狂気に満ちた一夜には目を背けそうになりながらもキュンキュンしましたねぇ、眼球ぺろぺろ…美味しいんかな?

からのラスボス!武田玲奈ちゃんな!ぺろぺろぺろぺろ
井口監督作品はドラマの「監獄学園」以来か?(あ!違う、航海士のドラマ忘れてたわ…)最近は女優としてグイグイ力付けてるし、再びの井口作品出演には喜びしかない!ぺろぺろぺろぺろ
ラストシーンのヒカリと玲奈ちゃん演じる彩乃のまさかの展開にまたもスンスン、彩乃のリアクションに違和感を感じていたのですが…そういうことやったんかぁ、ってか玲奈ちゃんの表情が美しすぎてぺろぺろが止まらんなったわ

これは井口監督の女子力爆発した作品だけあって、女子が観たらよりのめり込んで観れる気がする、メンタル弱ってる時は辞めとけ!

そして上映終わって初日舞台挨拶な!井口監督目当てやったんやけど、思いがけず玲奈ちゃんまで!ぺろぺろぺろぺろ
井口監督は「スレイブメン」の先行上映の舞台挨拶以来、1年半ぶりに見る井口監督は相変わらずのワガママボディでめちゃ素敵でしたよ!今回は握手や直接お話する機会は無かったけど、井口監督のトーク聞けて嬉しかったぞ!
そして玲奈ちゃんは「人狼ゲーム インフェルノ」に続いて今年2度目、それを思うと「仮面ライダーアマゾンズ」の舞台挨拶行けなかったんがめちゃ残念やわぁ!はぁ、玲奈ちゃん綺麗かった!
ぽっちゃり井口監督とスレンダー玲奈ちゃんが並んでる時の凸凹感がめちゃ可愛かったわ

青春映画であり、バイオレンス映画であり、ラブストーリーであり、サイコホラーであり、アイドル映画であり、カルト映画でもある、相反するいくつもの表情を持つ本作
井口昇の最先端の衝撃に震えろ!

ってか、まだ6月というのに、今年公開作でスコア4.0オーバーが6本目…今年は豊作過ぎへんか?ベストムービーが4.0オーバーで埋まるぞ!