観る予定なかったんですが次の映画まで時間があったので観たんですがなかなか面白かったです。
完全なフィクションって訳じゃなく7回も国替をさせられた実在の大名、松平直矩の史実が元になっています。
参勤交代の大変さは、知ってたけど引っ越しは、それを上回ります。
引っ越し先が減俸となる所だったら人員削減も行わなければならずホントに大変だなと思いました。
引っ越しをスムーズに行うために引っ越し大名というのがあるんですがこの役目を主人公である人付き合いが苦手な書庫番の片桐春之助が任命されてしまいます。
嫌々ながらもいろんな人に助けられながらなんとかこなしていきます。
本の知識を生かしながら色んなアイデアで難局を乗り越えて行くところが面白かったです。
一つの藩の引っ越しという大仕事を描きながら春之助が引っ越し大名として成長していき逞しくなっていくのでそこも見所だと思います。
主役の星野源も良かったんですが豪胆な武士役の高橋一生や春之助を支える前任者の娘役の高畑充希が素晴らしかったです。
今まで見たことのない一面が見れたという点でこの2人の演技がとても良かったです。
今、仕事で頑張っている人に見てほしいですね。
共感できる所が多いんじゃないかなと思いました。
