Aika

恋をしましょうのAikaのレビュー・感想・評価

恋をしましょう(1960年製作の映画)
3.6
ギリギリ下着が見えない紫のニット一枚で、コールポーターを歌いながらポールを伝って降りてきたのは女神マリリン・モンロー。そのあまりの眩さに、いきなりノックアウト♡
一応多分きっと同じ女性なはずの私でも一瞬で恋に落ちるもん、大富豪が彼女をあの手この手でマリリンを落とそうとするのにも納得!なラブコメミュージカル♫

とある事情で自分が大富豪なことを隠さなければならずお金の力を使えないとなれば、ギャグを買い面白い男に、歌を習いダンスを習い立派なパフォーマーに、劇団員のマリリンの気を引こうと必死!
ちなみに歌の先生はビング・クロスビー、ダンスの先生はジーン・ケリー、本人たちがたった3分ほどのレッスンに出てきます。ほんと一瞬だから始めそっくりさんかと思ったけど、歌って踊ったら本人だからびっくり!なんて豪華すぎる6分間…ギャラはいくら…

大富豪も意外と嫌味のないやつで、妄想癖もわかりみ深いし裏での工作も可愛げがあるレベルで応援しやすい。
それでもラストは結局金かよ…!マリリンその台詞は言っちゃダメだ…!と納得いかなかったけど、これはもう時代だろうなと飲み込んだ。

マリリンは劇団員役なので、舞台でのミュージカルシーンが多め。
冒頭のニット1枚からTheマリリンなセクシードレスまで眼福の連続。全タイツがエロすぎる。
同じ劇団員でパートナーのフランキー・ヴァーンも甘い声でマリリンを援護。
マリリンって歌もダンスもイマイチなんだけど、一度舞台に立ったら絶対に目が離せなくなってしまう唯一の人。もう存在がひとり別次元でこれが本当のスターてやつなんだなと観るたび思う。はぁ…好き。
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