じろともトン

ミューズ 悪に堕ちた女神の魂のじろともトンのレビュー・感想・評価

5.0
#映画 #movie #スペイン映画
◯ #ジャウマバラゲロ 監督「 #MUSE 」
邦題「 #ミューズ悪に堕ちた女神の魂 」
また邦題がわかりづらい。
◯エリオットコーエン、#フランカポテンテ
#アナウラル #クリストファーロイド も出てます!。
◯「RECレック」シリーズの後は、プロデュースや脚本参加などをしている所まで追えていたけど、気づいたら新作がありました。
◯ #IMDB (インターネットムービーデーターベース)にも書いてない作品て。制作年は2018年。
◯バラゲロ監督らしい陰影のある映像がまず美しいです。冒頭、主人公の大学教授が「ダンテ神曲」や作品内に「ミルトン」やそれらしいワードが散りばめられています。
◯主人公の大学教授は大学の女子大生と1年交際していたが、タイトル前に悲しい出来事が。
◯タイトルバックがとても凝っています。
バラゲロ監督のタイトルバックやロゴや文字なども監督の独特の美学を感じます。
◯悲しい出来事の後、大学を休んでいる主人公は、同じ夢を何度も観る様になり、大学の教授仲間のフランカ・ポテンテに相談します。
その夢の中に出てくる知らない女性が亡くなるニュースが放送され、その現場で、ある美しい女性と出会います。
◯この映画のタイトルは「MUSE =女神」ですが、複数の見た目の違う「女神」たちが出てきます。この見た目の違う7人の「女神たち」という設定がとても映画的で良いです。
◯7人の女神たちと、主人公が巻き込まれていく、ジャウマ・バラゲロ監督の作品はミステリー要素が必ずあるので、ジャンルをホラーだけでは括れない気もします。
◯暖色系の色味が少ない映像がバラゲロ監督の映画の個性で、陰影のある絵作りに非凡さを感じます。
◯「女神たち」と巻き込まれる主人公の大学教授。彼の周囲の女性たち。
演出は「RECレック」はPOV、手持ちカメラの映像の演出が1番の魅力になっていたけど、
他の監督作品は映像美とミステリー要素、
「子供」も作品によって重要。
◯作品の世界観、謎の集団、女神もだけど、
#milet さんも話してたスペインのホラー映画の悪魔的なものも、
ジャウマ・バラゲロ監督の好む作風や世界観が線で観ると一貫する映画作家性を感じます。
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