生きてる

マックイーン:モードの反逆児の生きてるのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

パリコレは大好きだし毎回いろんなブランドをチェックしているけど、マックイーンについて知らないことが多すぎた。
本人が作業しているすごく貴重な映像を見ることができてとにかく感激。彼が受けるインスピレーションから作る服は過激で現在でも賛否両論あるのはもちろんわかるけど、そのメッセージ性とインパクトの強さには脱帽する。最後のショー(プラトンのアトランティス島)はとてつもなく美しくてモデルが皆、未知なる海の生物みたいだった。
年に10回以上のショーに備えて、コンセプトを考えて人を魅了する服を作り素晴らしい演出ができるのはとてつもない才能だったと思う。あれを激務の中毎回こなしているのが信じられない。

後半にあった、被害妄想は人を破壊するって言葉が印象的。輝かしい功績に対して悲しすぎる最後だった。

(ヘアメイクのツノについて「チンギス・ハンが小なら特大で頼む」のリクエストには笑った)