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マックイーン:モードの反逆児のsuzyのレビュー・感想・評価

4.2
息を飲みながら見ました。彼が亡くなるまでの半生を描いており、華やかな舞台に立つ裏側でドラッグ中毒や親しい人の死に直面し、プレッシャーに飲み込まれていく姿にフォーカスして話が進んでいくのだけど、毒や痛みを感じるからこそ美しいのか、彼のクリエイティブはやはり別格だったのだなということと、彼(と、当時Diorのデザイナーだったガリアーノ)が作った一つの時代の流れって本当に圧倒的で、彼の亡き後からファッションの潮流が大きく変わってしまった事を実感したのでした。
私が彼を知ったのは彼の人生の終末にも近しい頃だったけれど、この先もずっと彼のクリエイティブは、ファッション史には絶対に欠かす事ができず、語り継がれるべきではないかなと思う。
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