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アラジンのstaysweetのレビュー・感想・評価

アラジン(2019年製作の映画)
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金ローで若干片手間に観た感じ。
なので記録しなくてもよかったんだけど、覚え書き。

ちょうどアラジンはどこの国や文化をミックスしたんだろう、中東のようでいてそれなら女性の肌見せはありえないし、うーんでもベリーダンスは???などと考えつつ軸が見えずにいたんだけど、他の方の声をツイッターで見て結構ハンパだったのねというとこに一旦帰結した。
ディズニーならちゃんとツメてるだろうと思い込んでたせいなのかもしれない。
これもアニメ版ベースにしてるだろうから、そっちで最初にどう作ったのかを観直したらまた違う印象を持つのかも。

んでこの実写版アラジンはセットもなんか薄くて、バザールもおとなしくて…007で出てきたイスタンブールのほうがよほど(あれはロケだろうけど)ひしめいているローカル感がリアルだった。歴史や宗教と、そこからの文化や倫理観がこう育って人が生きているという厚みがなくってな…イスラム的なものを取り込むのなら宗教観は無視できないし。

これが後から監督がガイ・リッチーと知ってびっくりした。エスニックなものに合わなさそう…あまり興味がなさそう……洒脱で軽妙な掛け合いって感じで採用されたのかなあ。もっと設定に偏執的にこだわる(でもバランス感覚のある)オタク監督の方が合ってたのではという気がする。ギレルモおじさんなんてとんでもないことになる。

もしかしてだけど、近年のDアニメがグリムやらの原作を使わずにゼロベース?の話を使っているのは、その方が背景、設定をつめられるからなのかもしれない。アナ雪も、北欧、精霊、伝承などの要素がこう折り重なっているからこういう国が出来てこういう暮らしをしているのだろうと世界を積み上げているのがわかる。結果、世界観の説得力があるし、続編を作っても身勝手なことにはならない。
逆に、そこまで架空で作りあげたものを高い完成度で実写化するのは難しいから、実写は受け手と共有認識を持てる過去作だったり、そのスピンオフだったりばかりになっているのかもしれない。

ここから飛べるかわかんないけど、お見かけしたツイートはこちら
https://twitter.com/asusaionji/status/1395741423664713729?s=21
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