鳩に変身してしまうスパイの話。
冒頭、スタイリッシュなスパイアクション映画が始まったと思ったら、主人公が鳩に変身する事で、映画自体もドタバタアクション・コメディーへと変身。
鳩になってしまった主人公に代わり、相棒となる科学者のガジェットをいろいろと見れたのは面白かったです。
スパイの秘密道具はスパイ映画の見所の１つだと思うのですが、本作は役に立つ物も、そうでない物も沢山出てくるので、ガジェット好きには嬉しいところでしょう。
あとは、途中で登場する鳥の仲間達が良かったなと。
派手なアクションの合間に入る、彼らのオフビートなユーモアが良い箸休めになっていたし、「小さき者が大きな者を倒す」というテーマ・痛快さを強化する効果もあった様に思います。
序盤のさりげない描写が後半に回収される脚本も良く出来ているし、そもそものドタバタアクション描写も質量共に見応えあり。
久々に満足感を覚える娯楽映画だったのですが、Disney+でしか配信されてない事もあってか、あまり知られていないみたいで残念。
子供から大人まで誰が見ても楽しめる作品だと思うし、もっともっと知られて欲しい作品ですね。
