福澤克雄監督作
原作は池井戸潤。
大手電機メーカーで起こった不祥事に巻き込まれていく社員たちを描いた群像劇。
とにかく濃い面々の会社。
こんな会社イヤだ(笑)
紅一点の女性社員が濃くなくて良かった。
それはドーナツも売りたくなる。
パワハラや、営業と経理の対立など
ステレオタイプな企業の光景から
野村萬斎演じる八角の謎を匂わせ、
大きな事案を潜ませる作りはちょっと驚かされた。
確かに吐きそう(笑)
何かあると黒いもくもくが出る(笑)
狂言師野村萬斎がサラリーマンになって
正義を語る映画。
こんな映画、海外の人が見たらどう思うのだろうと思っていたら、
萬斎さんに言われた。やられた~(笑)
エンディング曲はボブ・ディラン
「メイク・ユー・フィール・マイラブ」
日本の芸能分野の人を意図して集めただろうに、なぜボブ・ディランなのだろう。
確か予告編でも主題歌を主張してて
何が?と思ったのを覚えてる。
(曲は好き)
とはいえ時々日本映画に風と台詞を送り込んでくれる萬斎さん。
とても許せない件であるのに
日本企業の闇みたいなもので包まれる。
観ている私の行き場のない思いも
闇に包まれていった。
それでも会社に勤める人にとっては
考えるきっかけになるのなら悪くはないか。
2021レビュー#075
2021鑑賞No.119
あんな御前会議ってあるんですか?😅
ちょっと私事をネタバレコメント欄へ