半沢直樹の大袈裟な演出、トンマナを貫いた1作。本家が2匹目のどじょうを狙うという、クリエイティブとしては決して健全とは言えない行為ですが、需要は自分含めてあったりして(笑)
多分歌舞伎的な面白さってのは普遍的なんでしょう。
役者さんもかなりダブっていてテンポ感も小気味よい。主演女優さんの声が良いなと思って後で調べたらかぐや姫の声優やってた方。ああ、あれも良い声だったよなぁ。
主役の野村萬斎さん大クセ！妖怪みたいな笑い方するけど声は本職仕込みですごい良い声。
話は前半コミカルの中にやや不穏な種をチラ見せ。種が発芽して一転シリアスな後半からはおなじみのストーリーへ。前半の種がきちんと前振りとして効いてたりする点は丁寧だなぁ！と感じた。
深夜1人でお酒飲みながらの観賞には良いかも。
