サヤ

ハナレイ・ベイのサヤのレビュー・感想・評価

ハナレイ・ベイ(2018年製作の映画)
4.3
松永監督 3作全て観たけれど、松永監督の死に対する描き方が全てハッとさせられる。
死と隣り合わせになるのはいつも“悲しみ”だけど、それと面と向かって向き合うことは残された人の義務なのかもしれない。
死に対して莫大な喪失感を抱いて10年間生きてきた主人公が、二人の少年との出会いをきっかけに、自分の中に隠していた“悲しみ”と向き合っていく
シンプルかつ静かなストーリーだけれど、松永監督は人間の本質そのものの、細やかで脆い部分を繊細に描いている。
松永監督の作品を見た時 いつも自分が少し正直になれたような気がする。
小学生の時から『トイレのピエタ』が一番好きな映画で今もずっと変わらない。松永監督の作品は私にとって大きな財産になっている。
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