ビアとマグレガーが結婚し、前作で壮絶な抗争を繰り広げていたピーターとマグレガーは一旦クールダウン。しかし、事あるごとに悪者にされ、ビアが描いた絵本の中でも悪者扱いされたピーターは街で出会ったバーナーバスに唆され、市場での大作戦に加担する。
序盤は結婚したマグレガーとビア、そしてうさぎたちの新しい生活が垣間見えるが、マグレガーが大人しくなっていて、前作のようなハチャメチャさはなくなっていた。ピーターが家出をしてからは動物たち中心のストーリーになり、さらにいかにも胡散臭いキャラクターが登場。映画のリズムは生まれてきたが、ありきたりな展開に感じてしまった。
それでも、前作でも楽しませてくれたユーモアは健在。イギリスの美しい湖水地方の自然と歴史のあるおしゃれな町並みも見どころ。ラストはビアとマグレガーの子どもも生まれ、続編はまた家族とピーターたちがメインになりそうなので楽しみ。