世の女性達が抱える「心の闇」を可視化したような作品に見えた。主人公2人も、私生活で不満を抱え、ネットの中でそれを発散する…そういう日々を過ごしていた。
印象的なのが
「真夜中の女神」この正体が分かった瞬間の反応。それまで興味津々で欲望の塊だったのに、次の瞬間、手のひら返しする男達…。
YouTuberを演出の1つとして取り入れたりしていて、良い意味でも悪い意味でも、ネット社会の「今」をまじまじと見せ付けられた気がした。
流行りのVTuberも作中と同じ「不安や恐怖」を抱えながら活動してるかも知れないと思うと…不憫にも感じるし
そうさせているのは、凝り固まった「男社会の価値観」「女性への理想像」が原因だとも思う。
あと怖く厳しいキャリアウーマンを演じた久本雅美さん。少し固いけどTVのイメージを完全に消した姿はマジで貴重。