みー

夜明けのみーのレビュー・感想・評価

夜明け(2019年製作の映画)
5.0
冷たい痛さのある空気の中に、愛情という温かさを感じられた映画でした。シンイチと主に関わる人物、全員が愛情を持っていて悪者はいないなと思いました。シンイチも、徐々に愛情を渡し始めていました。
でも、それだけじゃなく立場や考え方や見え方がそれぞれ少しずつ違うからこそのすれ違いが辛かったです。
誰かからすれば、自分は光になる。その一方で、誰かからすれば何だよこいつ。両方とも自分。これだから、人間関係は難しいなと思いました。
夜明けというタイトルを踏まえてみた時に、希望を指しているように思えました。それもそうだとは思います。ただ、希望や前を向くという以前の夜の時間を忘れては行けないと思わされました。
この映画の夜明けは、第一歩の夜明けでした。
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