空葉

天使のたまごの空葉のネタバレレビュー・内容・結末

天使のたまご(1985年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

天野喜孝先生の絵が動いている……

最初、セリフのない作品なのかな?と思ったくらいセリフが少ない

『眼=気球』みたいなのが降りてきたのは何だったんだ…?あのデザインだったのも意味があるのだろうか
この世界からの解放…? ラストで少女が乗っていたのも、魂が解き放たれたということ…? タマゴを守るという使命から…?
海から上がる時の気球が涙を流しているようにも見えた なんなんだ…
あの世界は方舟の裏側にあった…??

少女が怖がりながら言うサカナ、何?誰?と思っていたら本当にサカナだった。空母を巨大な魚だと勘違いして攻撃していた?
ノアの方舟であり、それに乗ることのできなかった人たちがその影を追って自分が乗るために捕まえようとしている?
トリとサカナはまた別のもの?
大人になった少女の姿=サカナ=本来の自分の姿? 少女は女性の中にあったタマゴ(トリ)を信じていた気持ち?
と思ったけれどその後の大量のタマゴとかで全然分からなくなった

タマゴに突き立てた剣が十字の形なのも…
青年の表情もどんな意味があるのか

雨が降る中を歩いて、青年が少女に自分の上着の中に入る?と広げてみせたのを「ふんっ」という顔でそっぽ向いたのがめちゃくちゃかわいい…ということだけはわかる…
海?水?の中にいた女性の内面にあった少女の魂が、あの少女として世界に取り残されていた? それを青年が解放しにきた…?

難しいけれど映像と音楽が綺麗だった
天野喜孝先生の絵、好き… 作画すごい…

あなたは誰…?
空葉

空葉