せいか

天使のたまごのせいかのネタバレレビュー・内容・結末

天使のたまご(1985年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

10/01、AmazonPrimeにて視聴。
1985年の作品で、この時代の良質なアニメーションを堪能できるもの。なので画面の美術面だけで言うとかなり好き。
だが、71分もある割にひたすら退廃的なファンタジー世界で思わせぶりな描写が続くだけとも言える内容なので、そこは私は好きじゃなかった。

少女と少年のボーイミーツガールin終末的退廃ファンタジー世界。卵を大事に抱えている少女と、どこか冒険者然とした少年(というか、かなり身長差もあるので、年齢差も大きいのだろう。青年と言っても良さそうなくらい?)がなんか不穏な空気のまま出会い、ちょっと一緒にこの世界を歩き回り、少年は卵を破壊して去り、少女はそれを嘆いて後を追うも、なんか崖から落下してみたいな。多分、男と女になることみたいな話で、いつまでも夢見る少女じゃいられないみたいなものを意図してるのかなーとは思うけれど、いかんせん雰囲気を味わうような作品なので分からない。少年は少年のままで居ようとしているのか、そこから抜け出ているのか、なんかそれすらも分からない。

卵の中身は壊してみなくちゃ分からないと、大事にそれを抱えている少女に蛇のようにそんな話を持ち掛ける少年というのが多分話の核なのだろうけれど、やっぱりどうにも分からない。

多分になんか世界の歩みとか産み増えることみたいなものを曖昧模糊に表現してるんだろうなーとは思うけど、観て味わえが強いというか。象徴みたいなの読むのも好きなタイプではあるけど、それと掛け合わせてのドラマ重視タイプでもあるので単純につらかった。
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