夫人が夫を窓越しに見る、クロード•レインズが夫人を窓越しに見る、記者が群衆を窓越しに見る。断絶の窓。列車の悍ましい走行、弾き飛ばされる布袋。クロード•レインズが本物のカス野郎を好演。被害者のドレスを…
>>続きを読む南部の街でJDが殺され、北部出身の若い男の教師が疑われ、言い分もろくに聞かれないまま裁判からのリンチ。死を暗示する列車と、それに弾かれる吊るされた布袋が怖すぎ、、
南北の対立を過剰に煽り有罪に導く…
「南北戦争の再開だ
南部の偏見だと北部の新聞が騒いでる」
邦題: 彼らは忘れない
【仮面の米国】、【悪い種子(たね)】の職人、マーヴィン・ルロイ監督による、【社会派・サスペンス】の隠れた佳作認定…
アメリカ南部で女子学生が殺されて、犯人と眼をつけられた男達(学校の用務員の黒人、アメリカ北部からやって来た学校教師)が容疑者とされるのだが、南部の殺人事件がアメリカ国内での南北戦争みたいになっていく…
>>続きを読む登場人物も観ているこちら側も含めて、誰もが忘れることのできない痕を残すであろう物語。
学校で起きた女学生殺人事件。
将来大統領でも目指しているかのような野心家の検事が事件を追う。追うと言っても真相…
これほどまでに迫真的な免罪&差別映画の傑作が80年前に作られていたことに驚きを覚える、そしてこういう作品こそ日本で公開すべきと思ってしまう。
南部のとある町、パレードのさなかうら若き少女が学校で殺…
J.ボールドウィンの映画本『悪魔が映画を作った』にも印象的に取り上げられている作品。証言台に立たされた黒人の管理人が涙ながらに弱みを握られ証言を強要させられる痛々しさ。人種差別を自ら内包して嗚咽する…
>>続きを読む救いを全く見せないことで悪を糾弾する「社会派」の究極系。一寸も甘さのない無情さに鳥肌が立つ。二度と見たくはないが紛れもなく傑作。
罪を着せられるのではなく罪を被せる道具として利用される黒人の掃除夫…