梵

Diner ダイナーの梵のレビュー・感想・評価

Diner ダイナー(2019年製作の映画)
2.3
内容が薄っぺらすぎて、レビューを書こうにも書けない、、、
色彩に重きを置きすぎて、内容がペラッペラ。
原作ファンだったら原作ファンだったら怒りそうな気が。

蜷川実花さんの作品が好きな方にはウケると思います。
色彩が綺麗と言いたいところですが、舞台が暗いのであまり色彩の綺麗さも目立ちません。
本郷奏多くん演じるキッドの部屋は明るくて可愛らしいというか、蜷川実花さんらしいなあ、と感じました。
窪田正孝くん演じるスキンの部屋は暗く、スキンの表情が見えにくい、、、
メインの料理も、色彩にこだわりすぎていてお世辞でも美味しそうとは言えませんでした。ハンバーガーの中に丸々1本のきゅうりはない。

小栗旬くん演じるマテバの必要性は謎。小栗旬くんの無駄遣い。
金子ノブアキさん演じるブタ男はマスクを取っても顔が見えないので、金子ノブアキさんを使う必要はなかったと思います。(斎藤工さんと佐藤江梨子さんも同じく)

藤原竜也さん演じるボンベロと、玉城ティナちゃん演じる大場の最後の最後に急接近する謎の関係性。
藤原さんは、何を演じても同じでカイジかと途中で思いました。
ティナちゃんは顔は可愛いけれど、演技が残念。何を言っているのか分からない箇所もありました。
メイド服が好きな方には支持率が高そう。

ボンベロの相棒(?)のブルドッグの菊千代がボンベロが言うには「最強の殺し屋」(ニュアンス)と言っていましたが大したことなくて驚き。
もっと活躍すると思っていたのでがっかりです。

真矢みきさん、藤原竜也さん、玉城ティナちゃん以外は正直いなくても話の内容は変わらないと思います(原作未読)
蜷川さんの「私の人脈すごいでしょ~」という裏のメッセージを見せつけられてるような感じでした。
公開当初に騒がれてた意味がよく分かりません。

蜷川実花さんは写真だけで才能を生かせば良いのに、どうして映画にも関わってしまうのだろうかと思ってしまいます。

暇な時に鑑賞するのは良いと思いますが、わざわざレンタルして鑑賞するほどではない作品です。
最後も、そうだろうなと思うようなオチでした。

他の方のレビューを読んでいると、原作の方がもう少し丁寧に描かれていそうなので原作を読んでみたいと思います。
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