マーベル大好き

記者たち~衝撃と畏怖の真実~のマーベル大好きのレビュー・感想・評価

4.0
もっと観られるべき
9.11とイラク戦争の真実を語る作品。

恥ずかしながら当時ちゃんと理解していなかったのだなと本作で気付く。
そしてなぜバイデンは当選したのだろうとまたしても疑問…歴史は繰り返してはいけない。


ジャーナリスト向けの危険対処訓練を受けていた記者のランデー(ウディハレルソン)は他の記者たちが何かの通知を受け携帯の映像で衝撃を受けているのを見て何かが起こったことに気付く。
同時多発テロが発生し地方新聞31紙を傘下におくナイトリッダー社のウォルコット局長(ロブライナー)は記者のストロベル(ジェームズマーズデン)やランデーにテロに対しての大統領の動きを追うように指示する。
国務総省で幹部から話を聞いたランデーは国がテロの首謀者であるビンラディンのいるアフガニスタンではなくサダムフセインのいるイラクに出兵させようとしている情報を得る。
ウォルコット局長たちは政府がフセインを排除するためのイラク派兵のためにそれを可能にする情報だけを故意に集めていると取材を進める過程で気付きそれを裏付ける証言などを記事にし載せるが、多くの大手メディアは政府の流すイラクへの軍事介入を肯定する情報だけを記事にしイラク派兵に懐疑的な記事を出すナイトリッダー紙は孤立してしまう。
ウォルコット局長は元新聞記者で今やベストセラー作家となったギャロウェイ(トミーリージョーンズ)に連絡を取り協力を求める。彼はベトナム戦争を経験しており政府高官など幅広い人脈があった。
ニューヨークタイムズ紙が米軍の大量破壊兵器発見を報じる中でランデーとストロベルは関係筋から副大統領が嘘をついているとの情報を得て更に取材を進めようとする中でペンタゴンから核心に迫ろうとする彼らに警告が届く。
政府陰謀説を強く信じているストロベルの妻ヴラトカ(ミラジョボビッチ)は政府の秘密に迫ろうとする夫が命を狙われるのではと不安を吐露する。