上層部の指示が兵士など、様々な人々の命運を左右させていくという点は勿論、メディアによる情報の取捨選択も大きな影響力を持つものだと、本作は語っている。
日本でもそうだが、情報を政治家が話すそのままの形で、手にいれるという事は大変難しい。殆どの場合、誰かの私情が絡み、情報が変化した状態で発信される。このレビューというものも然り。さて、これが結果として、なにか大きな事件や厄災に繋がった時、責任の所在はどこにあるのだろうか。指示した者、煽った者、行使した者、それぞれの姿がよく映された作品だったと思う。
ところで、なぜ戦争を?