EDDIE

記者たち~衝撃と畏怖の真実~のEDDIEのレビュー・感想・評価

3.6
報道とは何たるや。記者たちが信念に基づき真実を追い求める実録ノンフィクションドラマ!

原題“Shock and Awe”
イラク戦争開始時の空爆作戦の名前のようです。
本作で主眼が当てられるのが日本ではあまり馴染みのないナイトリッダーというニュース配信会社の記者たち。
アメリカがなぜイラクと戦争を行なったのか。9.11が一体どうして怒ってしまったのか。
物語の焦点は「イラクが大量破壊兵器を所有しているか否か」ということ。

近しい作品だと「スポットライト」や「ペンタゴンペーパーズ」でしょうか。ただ作品の作り方として類似していると感じたのはウォーターゲート事件を題材にした「大統領の陰謀」。
主演はウッディ・ハレルソンとジェームズ・マースデンですが、大きな存在感を放っていたのが2人の上司ジョン・ウォルコットを演じるロブ・ライナーですね。
自ら監督・製作を手がけた本作ですが、正直映画としてのエンターテイメント性を問い始めると疑問符がつく内容です。

ただ個人的にこの手の報道や記者にスポットを当てた映画って好きなんですよね。題材になる事件をニュースで知ってはいても、実際に映画を観ると自分が知っていたのは真実のものの表面的な部分だけだったんだなと毎回再認識させられます。
人生やはり日々学びだなぁと。

あとはセクシーなジェシカ・ビールの美貌と、ウッディ・ハレルソンの妻を演じバイオハザードシリーズとは異なる表情を見せるミラ・ジョボビッチにも要注目です。

この時期に本作が上映されたことで、当時の副大統領ディック・チェイニーを主役に当てた「バイス」が益々観たくなり、期待値が高まってきました。
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