超絶劣化版『ディセント』！！
行方不明になった弟を探しに山奥に来たお兄ちゃんと取巻きたちが、ウッカリ洞窟の中に落っこっちゃって、小汚いオッサンと戦う系アクションホラー。
長い…。これ２時間以上あるんですよ。
70分くらい前置きがあるんですけど、洞窟入ってからの本筋よりも前置きの方が面白いという訳わかんない映画…(^_^;)
あらすじ…
サーフィン&スケボーの世界チャンピオンの弟が試合当日に失踪した。マネージャー兼元世界チャンピオンの兄は、その前日に弟と今後のことで喧嘩してしまったことを悔やんでいた。その一ヶ月後、弟は失踪前に画期的なボードを発明し会社を立ち上げ、サーフィン&スケボーへの思いや兄への思いを込めた映画を撮ろうとしていたことが判明。そのボードを持って弟の代わりに映画撮影の旅へと出発する兄と仲間たちだったが…。
前半は割と面白かったです。全くホラー要素はないんですけど、弟の思いを継ごうとみんなでワイワイスケボー&サーフィンやりつつ映画撮影してんのが楽しそうで。車の後方にロープ繋いでウェイクボードみたいにして、荒野を障害物避けながら疾走するとこめっちゃ楽しそう♫私がやっても即すってんころりんしちゃいそうだけど…^^;
撮影旅行の資金調達のためにどっかから仕入れて来たドラッグを怖〜い人たちに売り捌いて大金手に入れるとこから撮影旅行の準備が始まるわけですが、ここもドンドン大金が転がり込んでくるので、見てて面白い！物語的な整合性とか完全無視ではあるけど。
そんでどんどん物語が進み、撮影旅行もクライマックス！弟も挑んだはずの最強の難所に兄がスケボーで挑むわけですが、命を落とすレベルの難関コースを見事クリアする兄！みんな大喜び！これで弟も浮かばれる！物語も大団円！…とはならないんですよね。すでに映画は1時間を軽く経過。ここで終わっときゃ綺麗に終われたのに…。
こっからもうチョイごたごたあって、洞窟の中にポトポト落ちてく皆さん。さあ『ディセント』の始まり！とテンション上がったのも束の間。洞窟入ってからが致命的に面白くない！なんてったって地底人は1年くらい風呂も入らず洗濯もしてないような見た目のただのオッサン。しかもひとり。そんで出演時間は10分くらい。う〜ん…。『ディセント』がいかに面白い映画だったかがよくわかる。前見たときはあんまりハマらなかったんだけど、本作で鍛えられた今見直したら多分すっごい面白いんだろな〜。
