このレビューはネタバレを含みます
『特別な扱いは求めません 男性の皆さん、私たちを踏みつけるその足をどけて下さい』と最高裁の弁論で強烈なまでに真実を突いた言葉を引用したギンズバーグ氏。
女性の受ける差別に（少なくからず）心当たりのある自分の心の内にあるモヤモヤが、晴れ渡る思いがした。
内気で物静かな振る舞いとは相反し、決して折れない精神力と鋭い切り口で差別と闘ってきた女性が、生涯を閉じるその時までアメリカの最高裁判事であった事には驚嘆しかない。
あるべき姿を求める人たちにとって、なんと心強い存在だったことだろうか。
惜しむべくは、昨年亡くなられた彼女の後任人事が（おそらく、彼女の意図に反して）慣例を破ってトランプ氏により大統領選挙の決着がつく前に（急いで）行われたこと。
でも、ギンズバーグ氏は怒りで自滅してはだめ、と言うでしょう。
物事は一歩一歩進んでいく、だから闘い方は考えないと、、、。
最大の理解者である最愛のご主人との素晴らしい関係を尊敬しています。
