悪魔の毒々クチビル

マイル22の悪魔の毒々クチビルのレビュー・感想・評価

マイル22(2018年製作の映画)
4.0
イコサンガー!!トゥキダカラー!!!

世界を護るため、とある重要参考人(イコさん)を国外に避難させようと奮闘する部隊のお話。

久々に余談の方が長いやつなので、後半はイコさんファンでなければ読まなくても大丈夫です。
何気なしにフォロワーさん方のレビューをチラ見したらば、まぁ賛否が綺麗に分かれていました。
でもそれも分かります。
銃撃戦含めたアクションは血生臭くて痛々しい描写が多めでかなり良かったなと思う一方、肝心の主人公がクソ過ぎて超鬱陶しい。
いやそう言うのも似合ってはいたんだけどね、マーク・ウォルバーグ。ただ絶対上司になって欲しくはないよね。こういう命が関わってくる仕事なら尚更。
最後の方で若干丸くなるも、単純にこの主人公が好きになれるか否かと聞かれると……ね。


じゃあ俺が今作を評価していた最大の要因はと言うと、そりゃ当然イコ・ウワイスに決まっているじゃないですか。
中盤ではパンツ姿でベッドに手錠で繋がれているという、最悪のハンデを背負った状態でバトルが始まります。グヘヘヘ、良い身体してやがる……
そんなピンチも見事な足業で切り抜けるイコさん、堪りませんな。マジでよくあんなに細かく動かせるよな。
ある程度両手の自由が確保出来たらば、お馴染みのシラットで相手の凶器を奪い取り仕留める。うーん、いつものイコさんや。
後半では車のシートベルトで相手の首を締めますが、「ザ・レイド GOKUDO」でも同じような事していましたよね。
その後のガラスにズリズリーはめっちゃ痛々しかったでし。

あと3対1で闘う場面なんかは、イコさんの真価が発揮される所でこれまた良かったんだけどここは他のキャラのバトルシーンと頻繁に入れ換えて映していたのが勿体なかったです。
もっと1バトルを長尺で見せた方が絶対良かったと思いました。

ラストは気になる終わり方でしたが、続編は無さそうな感じかな?


「ザ・レイド」を観てイコさんのカッコ良さを知ったのは大分前なんだけど、ここ数ヶ月で改めてイコさん愛が爆発してきたんですよね。
最近はずっと仕事の休憩時間とかでイコさんのファイトやシラットしている姿を観て、自分を奮い立てたりLINEのプロフィールもずっとイコさんにしたり挙げ句の果てには自分でもイコさんの動きを観てシラットの動きを真似てみたりと。イコさんフィーバーが凄いのよ。イコサンガー!!トゥキダカラー!!!

ところがそんなイコさんフィーバーの真っ只中、信じられないニュースが先日。
それはイコさんが暴行で訴えられたというもの。
まぁね、衝撃でした。というか大好きなバンドのAs I Lay Dyingがここ1ヶ月で物凄い勢いで内部崩壊していてめっちゃ凹んでいたのに、更に追い討ちを掛けるように今度は大好きな俳優までってことで未だにしんどいです。まぁAILDはしょうがない所もありますが。

で、このイコさんの事件、世間に公表されて一週間以上経ちますが現時点でも日本語の記事は見当たらず、英語の記事が少しあるのみでその後の事件の進展に関する記事は全てインドネシア語のみなので滅茶苦茶分かりづらい。
取り敢えずざっくりまとめると
訴えたのはルディというインテリアデザイナーで、イコさんの新居での仕事に関して前払い金5割は払われたものの、残りの支払いがされていないことに抗議しに行った結果イコさんや彼の兄弟(親戚?)に殴られた、とのこと。
そしてイコさん側の主張は
支払いに関してはそもそも事前に受注したデザインと全然違う仕上がりになっていた。
またルディとその妻が抗議しに来た際、ルディがイコさんだけでなく家族に危害を加えようとしたのでやむを得ず防衛の為に、だそう。
あとルディの妻がイコさんの妻に動画を撮りながら怒鳴り散らしてしたのを、イコさんが止めようとして揉めた場面もあったそうで。

そして現在、警察による捜査が行われている中イコさん本人は和解を望んでいるとのこと。
ただ警察による2回目の呼び出し?にイコさんが応じなかったみたいな事が書いてあったんだけど、ここら辺は全部インドネシア語の記事を雑に翻訳しただけで全貌はよく分からなかったです。
あとルディに対して今後複数人が金銭関連の訴えを起こす予定があるって内容の記事もありましたね。

これは参ったね。
何となくルディという人物自体、問題がありそうな気はしますがどちらの主張が真実として世間に認知されようと、イコさんが手を出してしまったのは事実。
昨今の情勢を見る限り今後のイコさんの仕事に、大なり小なり影響があることは間違いなさそう。
勿論ファンとしてはせめてイコさんの主張が正しくあって欲しいですが、まだ事態の収集には時間が掛かりそうなので今後も定期的にチェックしていこうと思います。
というか日本語はおろか英語の記事も殆ど無いって、イコさんの注目度ってそんなもんなの?とそこも地味にショックだったりします。