「タクシードライバー」の脚本を手掛けたポール・シュレイダー監督のセルフオマージュ的作品
関連作にブレッソンの「たぶん悪魔が」が挙がっていて妙に納得
音楽はダークアンビエントの重鎮Lustmord!
アスペクト比1.33
ファーストカットから釘付け
整った美しい画が襟を正すよう促してくる
ファースト・リフォームドというカルヴァン主義の教会
250周年の記念式典が間近に迫るなか、トラー牧師(イーサンホーク)は重い病気を察知し日記をしたためる
更にある環境活動家の死もトラーの思考に変化を及ぼす
あるブツを手に入れ"鏡"と対面するトラー
当然、嫌〜なことが頭をよぎるし、心地良い浮遊体験も絶望的光景へ変わっていく
どこでそういうスイッチが入るのか常々疑問に思う
人間なんて生きてるだけで環境を破壊しまくっているから生きてる価値ないよね・・なのか、
自死やテロというインパクトで人々に訴えるのが目的なのか・・
心が病んでいるから悲観的になり、悲観的未来だから心が病む、袋小路の悪循環
問題は認識しつつも、便利な生活にあぐらをかいて見て見ぬふりをしている自分にはとても至れない境地
そんな自分は当然?邪な気持ちになり、心配してくれるエスターや頼ってくれるメアリーを抱きしめたくなる笑
予想外のラストに笑ってしまったのはナイショ
あと、お刺身食べたいw