なだ

ランガスタラムのなだのレビュー・感想・評価

ランガスタラム(2018年製作の映画)
3.9
『RRR』のラーム・チャランが笑顔で妖精のように踊りまくるチッティ役の予告で見たので、ほっこりする映画かなと思ったら、政治汚職に関わるかなりハードな展開でした😱

ランガスタラム村のプレジデント(村長)は選挙で再選し続け30年間変わらずの独裁状態。
村人は常に借金させられ搾取される。人々の苦しむ様子にチッティの兄貴が奮起して選挙に立候補する。

我が日本でも面倒くさいからっていつも同じ現職候補や同じ党ばかり選んじゃいけないって考えさせられた😅選挙に行かないのもダメよね。

チッティは難聴を抱えているが心は清らかで雄牛のように力強い。RRRで魅せたような大地を震わせるダンスは凄い。
ラーム・チャランの揺るぎない目の演技力はやはり良いなぁ。


↓少しネタバレています🙇


チッティは難聴で結構悩んでいるが兄貴が買ってくれた補聴器使いなさいよと突っ込みたくなる。周囲にバレるのが嫌なのだろうね。
耳を叩くシーンが辛かった。

せっかく来た嫁を放り出して踊り子女性を観に行く行動が理解出来ないがインドの男尊女卑な面を見てしまった気がする。

ラストで伏線が繋がる所は凄かったけどチッティの人生を受け止めるには重くて後味がどよんとしました😵

ターメリック(ウコン)が万能なので驚きました…
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